amazon以外で配布されている電子漫画をkindleで読みたい
という場合の、作業メモです。
※基本的には、電子書籍を読むためのビューワーとかが、
インターネットエクスプローラーの中で開く
タイプが対象です。
いろんなブログでも紹介されています。
勉強させていただいたところとか、ネタ元はこちら。
XMDF形式の電子書籍を無理やり変換してkindleで読む
XMDF形式の電子書籍を「自炊」してみた
この作業には大まかに、
●電子書籍
●キャプチャソフト
●作業自動化ソフト
●PDFソフト
●画像編集ソフト(あれば便利。PDFソフトに機能があればそれでもOK)
が必要です。
では、ひとつずつ順番に。
●電子書籍
これは好きなのを用意してください。
配布元によって、この作業自体NGかもしれないので、
そこは確認のうえ、作業を実施してください。
もちろん、紙の本の自炊と同じで、
あくまでも自分が利用するためでないとダメですね。
●キャプチャソフト
私の場合は、キャプチャソフトに、
SnapCrab for Windows
を使いました。
このソフトは、インターネットエクスプローラーで表示した画面を
そのままキャプチャしたり、
スクロールしないと見えない部分までを一発でキャプチャ
したりできる便利ソフトです。
無料です。ありがたいソフトです。pngに書き出してもらえます。
以前は、Capture It! PROというのを(別の用途で)使っていたのですが、
無料版があったと思うのですけど、いまは有料版のみみたいなのです。
SnapCrabをインストールすると、インターネットエクスプローラーの
ツールバーに、キャプチャするためのボタンが表示されるようになります。
キャプチャするときには、
画面(ブラウザ)の大きさや文字の読みやすさ、
キンドルに移動したときにあまり縮小や拡大がされない
サイズというのを自分なりに探し当てる必要があります。
●作業自動化ソフト
100ページ以上の画面をキャプチャするのは大変なので、
あった方がいいですが、なくても人力でなんとかなるといえばなります。
しかし、まだ読んだことない漫画の場合、
キャプチャ中になんとなく見えてしまうのは
あまり望ましくないのでは?と思います。
UWSCというのが有名みたいなんですけど、
いろんなところで紹介されていましたけれども、
私は、なんか難しくて挫折しました。(文系人間)
無料版もあるらしいので、これが使いこなせる人は、羨ましいです。
で、気を取り直して、
私が使ったの作業自動化ソフトは、
Win7対応で作業を全自動化できる
RocketMouse Proというのです。
4,830円(税込)
RocketMouse ProをVectorで購入する場合はこちら。
試用期間もあるので、お試ししてみるのもお勧めです。
ただし、試用期間中は、動作の繰り返し指定が10回まで
などの制約がありました。
でも10回分のキャプチャ操作をして、
それを10回繰り返す設定にすれば
合計100ページキャプチャできることになるので、
試用期間でも、案外現実的な使い方ができました。
◎キャプチャボタンクリック→ページめくる
という動作を、作業自動化ソフトで記録するだけです。
あとは、作業自動化ソフトが、働いてくれるのを待つだけ。
指定したフォルダに、全画面のキャプチャ画像(png)が
たまっていきます。機械ってすごいですね。
●PDFソフト
さて、全画面のキャプチャ画像も揃ったので、
そのままでも読める状態ですが、
PDF化してキンドルに持っていこうと思います。
アドビのアクロバットシリーズのpro製品がお勧めなんですが、
これが、けっこう高額商品。
でも、自炊ユーザーとしては、あれば便利だし、
ヘビーに使う人にはお勧めします。
Adobe Acrobat X Proをアドビ公式ストアで購入する場合はこちら
でも、持ってない人は、まずは、
Acrobat X Pro無償体験版のダウンロード
がいいかも。(高いし)
amazonでも買えます。
この段階で、
何ができる状態になっている必要があるかというと、
ウインドウズのフォルダから、印刷を実行したときに、
PDFに書き出せる状態になっている必要があります。
他のソフトがインストールされていて、
既にそういう状態なら、
とりあえずOKです。
こんな感じ↓で、キャプチャした画像の入っているフォルダ
のメニューの印刷ボタンをクリックすると、
Windowsでおなじみの印刷設定画面が出てくるわけですが、
その印刷先(プリンターを選ぶところ)で、
PDF(この場合は、AdobePDF)を選択します。
これができる状態なら、印刷を実行すると、
選択した全画像が入ったPDFが作成されます。
もし、キャプチャ漏れとかがあった場合は、
漏れた画面のみをキャプチャして、そのキャプチャ画像に対して、
印刷(AdobePDFを選択)して、PDFファイルをつくります。
キャプチャ漏れがないことが確認できるまで、
電子書籍を開いているビューワー(インターネットエクスプローラー)は、
閉じないほうがいいですね。
開きなおしたりしてブラウザサイズが変わってしまうと、
キャプチャサイズも変わってしまうので。
Adobe Acrobat X Proだと、
PDFからPDFへ特定のページをドラッグして移動
(というか元ファイルからは削除されないのでコピー)
できるので、すごく便利です。
●画像編集ソフトとか
画像編集ソフトは、今回、私は使っていませんが、
キャプチャ画面内の余分な余白とか、
不要なスライダーとかを消したい人は、
画像編集ソフトでトリミング(これも自動化で行う)するのもいいと思います。
しかし、もうめんどくさい、という人は、そのままでも読めるし
そのままでもよいのでは。
私の場合は、
Adobe Acrobat X Proのトリミング機能を使って、
全ページを対象に、上から5mm削るみたいな指定をしています。
メニューバーの 文書>ページのトリミング
で指定できます。
ちなみに、見た目上トリミングしているだけなので、
もとにもどすこともできます。
(だからファイルサイズの容量節約にはならないかも)
■できあがったPDFについて
150ページくらいの白黒漫画で、70MBくらいになりました。
漫画を読むためのキンドルは、
6インチのkindle3(Kindle Keyboard)とかKindle Touchより、
9.7インチの
kindleDX
が快適です。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
★補足
この記事を書いたときは、日本でキンドルが発売される前でした。
いま買うのなら、
Kindle Fire HD
が良いと思います。
見開き状態のだと、余計に、6インチだとつらいです。
というか読めないです。
とはいえ、
kindleDX
でも
一画面の見開き状態だと、文字とかが小さくて見にくい。
というのは否めません。
というわけで、なんとかしてみました!!
【電子書籍の自炊】PDFの見開きページを片面ページにする