amazon.co.jpから発売されている電子書籍端末である「キンドル」、どれがどういう人にお勧めか考えてみました。
自炊派の人にお勧めなのは
手持ちの本を裁断してスキャンしてデータ化することが自炊と呼ばれていますが、その自炊データを読む端末としておすすめなのは、
Kindle Fire HD
(容量16 GBまたは32 GB)です。


Kindle Fire HD
または、
Kindle Fire
(容量8 GB)です。


Kindle Fire
お財布に余裕さえあれば、保存容量の大きい、Kindle Fire HD(容量32 GB)が良いと思います。私が購入したのは、
Kindle Fire HD
(容量32 GB)です。しかしお財布に余裕があったわけではありません。
と、いうか、自炊した本のデータは、どこかには保存しないといけないので、その保存先やバックアップ先として、PC、キンドル端末本体、外付けハードディスク、USBメモリ、どこかのストレージサービス、など、どうするのが一番使いやすいかとかお得かとか、計算してみてください。
私の場合、バックアップ用は、ポータブルハードディスクを使っています。久々に改めて探していたら、コレ↓、ケーブルが側面に収納されるの、いいですね。これのひとつ前の型と思われるやつを使っていますが、USBメモリより気分的に安心感があります。
((自炊用途のみに絞れば、グーグルのNexus7も選択肢としてありですが、それはまた別の記事で。))
電子書籍をキンドルストアから買って読むのなら
カラー本や漫画を読むなら、やはり、上記と同じく
Kindle Fire
か
Kindle Fire HD
だと思います。
キンドルペーパーホワイトだと、アメリカで売っていた一世代前のキーボード付きキンドルよりは画面自体は見やすいし、私が見ている限りだと吹き出しの中の文字もつぶれていなくてストレスなく読めるのですが、ページめくりのときに、イーインク特有の反転現象が気になる人がいると思います。
ページめくりのことを考えず、カラーも特に必要ないなら、キンドルペーパーホワイトもだいぶお勧めだと思いますが、こればっかりは、実際に体感してみないと、許せるレベルなのか、許せないレベルなのか、難しいところかもしれません。


キンドルペーパーホワイト
逆に、漫画はあまり読まなくて、カラーの雑誌も読まなくて、主に小説や新書などの文字だけの本の読書をメインに考えるのなら、キンドルペーパーホワイトの方がお勧めです。
キンドルペーパーホワイトは、漫画の場合はページめくりが気になりますが、小説の場合は、ほぼ気になりません。ページめくりは、データ容量によって具合が違うのかなと思っています。黒い部分が多かったり、画像だったりする漫画類は、どうにも反転が気になるし、スピードも気になります。
小説類をキンドルペーパーホワイトで読むのなら、私にとっては、読書中に忘れられるレベルです。かなり快適ですし、文字も読みやすいし、イーインクの画面の質感がやさしい感じで良いです。自炊派でも、漫画の自炊がなければ、キンドルペーパーホワイトはアリです。でも、技術書とかだと物によると思います。
Kindle Fire
や
Kindle Fire HD
はモニタがテラテラしていて、アンチグレアのシートを貼っても光を反射します。でも、イーインクのキンドルペーパーホワイトは、そういうこともなく快適です。
amazonは、キンドルペーパーホワイトの大きな特徴として、明るい日差しの中で読書ができるとかって宣伝しているわけですが、いやほんとうにそうです。日本人的には、外で読書しないだろう、って思って、たいしたメリットじゃないと思う人もいると思いますが、飲食店の窓辺で、外の光が入ってくる席で、読書が快適です。公園やビーチで読書しなくても、窓辺で読書する人はいるのでは?
個人的に、光が差し込む喫茶店で、スマートフォンの液晶画面と見比べてみましたが、スマートフォンの液晶画面は見れた状態ではない明るさのところで、キンドルペーパーホワイトは、快適に見ることができました。
そして、キンドルペーパーホワイトには、無料の3G通信付
Kindle Paperwhite 3G
と、そうじゃないの
Kindle Paperwhite
と2種類ありますが、どっちが良いかは、Wi-Fiを持つかどうかでだいぶ変わると思います。これも、お財布と相談したり、周りのWi-Fi環境を確認したりする必要があります。個人的には、無料の3G通信は、便利だし、外せない機能だと感じています。