2012年8月23日木曜日

電子書籍でなく本で「みをつくし料理帖」を読む

高田郁さんの「みをつくし料理帖」を読んでいます。

電子書籍で手軽に手に入ればよいのですが、
どうやら、電子化された商品が見つからないので、
amazonで本として買いました。

出版社が、角川春樹事務所なので、
角川グループって、電子書籍に積極的な印象があるので、
もしかして、公式にあるかもと探しましたが、

http://bookwalker.jp/pc/
で、検索したところ、ありませんでした。

この物語は、シリーズもので、
私は1冊目「八朔の雪」を読み終えたところなのですが、
これはきっとシリーズ読破しちゃうんじゃないかという
おもしろさで、久々にのめり込める小説に出会えて
とてもうれしく思っているところです。

「料理帖」というタイトルからも想像できるように、
料理の場が舞台になっています。
登場する料理が、どれもこれも本当に美味しそうです。
料理が大切にされていて、
普段の「いただきます」「ごちそうさま」を
ちゃんと言えているだろうかと、見直す気持ちにさせられます。

料理が美味しそうに描写されている物語は、
好きになる話が多いです。

くいしんぼうなのかな。とも思いますが、
私の勝手な分析によると、料理をおいしく描写できる作家さんは、
物語もおもしろいんじゃないか、とも思います。

上橋菜穂子さんの守り人シリーズや、獣の奏者も大好きで、
映画(アニメ?)だと、ジブリも大好きです。

どれも、料理がほんとうにほんとうに美味しそう!!!

普段は食事の自炊なんてまったく興味ありませんが、
こんな物語に出てくる料理なら、作ってみたいななんて
思ったり。ま、今のところ思うだけなんですが。

「八朔の雪―みをつくし料理帖」本の巻末には、
物語に出てきた料理のレシピが掲載されていました。
こういうの、電子化されると、省かれることが多い気がします。

少なくとも、漫画の電子版だと、巻末のおまけページは
電子化されていないことがほとんどだと思いますし。

本編に強い関連のあるものは(ホントは関連がなくても)、
電子化時にちゃんと掲載してほしいですよね。
そういうのが省略されてしまうのであれば、
自分で本を買って、電子書籍を自炊するのがベストかなと思ったり。

「八朔の雪―みをつくし料理帖」、料理のことばっかりではありません。
この物語の主題は、今まで自分の置かれていた環境と
異なる環境に行ったときに、どういう考え方をすると良いのか、
っていうのかなぁ。



自炊に必要なもの

紙の本を自分で電子書籍にする(自炊)には、とりあえず、スキャナと裁断機は必須です(もちろん作業するためのパソコンもいります!)。PDFは、スキャナに付いて来たりするので、それで満足なら不要です。他にもあった方が良いものとかは、「電子書籍化アイテム」のまとめページでいろいろ物色できます。

スキャナ
裁断機
PDF