2012年7月15日日曜日

hontoでヘルタースケルター電子版を買ってみた

沢尻エリカさんで話題の映画
「ヘルタースケルター」(helter-skelter)ですが、
原作の漫画を読んだことないので、電子版を買ってみました。

ヘルタースケルター電子版(honto)

話題の作品だし、岡崎京子さんだし、
実は、本屋さんで見て、
実物を買おうか悩んでいたところでした。

新品でふつうに買うと、1,260円です。



ハードカバーっぽいし、サイズも大きいので、保管も
悩みの種だなぁと思って躊躇していたのですが、
電子版だと、840円。

え、いまさらなのですが、電子版のほうが安いってあるんだ・・。
すっかり、物体での購入と同じか高いに決まってるって
思い込んでいました。

これは、買うしかないと思ったのでした。

hontoの利用は初めてだったので、
一般的な会員登録が必要でしたが、
さすが電子版の購入ですよ。
すぐ読める状態になります。(あたりまえか)

よく見たら、乙一の箱庭図書館を電子書籍で買おうと思っての記事で
紹介した、乙一の「箱庭図書館」電子版も、
hontoだった。

ちょっと使ってみる方向で私の生活に取り入れてみようかなぁ。

「ヘルタースケルター」を読んでみた感想は、
「あれ、これどっかで読んだっけ?」というのが
ずっと頭から離れなかったです。
岡崎京子さんの漫画は、どれも同じようなメッセージが
根底に流れているからかなぁ・・・。

へルタースケルターの映画のインタビューとかで、
過激なシーンがあることばっかりな印象を受けてたけど、
そうでもなかった。

この手の漫画は、こういう感じだよね、
っていう感想でした。

なんだろうか、私が、漫画とか物語に求める「わくわく」「ひやひや」とか
「次どうなっちゃうんだろう」「新しい視点とか考え方の発見」とか、
そういうのはあんまり感じないのです。

私には、おしゃれ漫画を読む資格が足りないんだろうか。

岡崎京子さんの漫画だと、うたかたの日々
を持っているのですが、



最近読んでなかったので、
本棚から引っ張り出してみると、
やはり、受け取るメッセージは、同じ感じ。

ああ、これも早く電子書籍化しないと。
でも、切り刻みにくい装丁の本なんですよね。

ヘルタースケルターは、電子版で買って正解でした。

私は、そこまでファンってわけじゃないけど、
岡崎京子さんの漫画は女子としておさえておいたほうが
良いのだろうかという強迫観念がどっかにあるのかも。
ああ、こういう自分みたいな人が
この人の漫画のターゲットなのかな?

でも主人公に対してなにも思わないのですよ。
ふつうは、部分的にしろ、
共感やアンチな気分が生まれると思うんです。
そういうのがぜんぜんない。
これがこの人の漫画の持ち味で良いところなのかな?
キャラクターに思い入れを持たなくても面白いと思う漫画は
いっぱいあるけど、それは物語にひかれるからで、
やっぱりこの漫画には、物語の先が気になるとかが、ない。
うーん。無理して読むなということなのかもしれませんが。

総合すると、なんとも思わない漫画だった。
でも、もう二度と岡崎京子さんの漫画を買わないかというと、
そうでもなさそう。きっとまた、手にとって買っちゃうと思う。
その魔力は、なんなんでしょうね。ふしぎ。

映画版は、時間がとれたら見に行きたいなぁ。
再現性とかは、あんまりどうでもよくて、
沢尻エリカさん、けっこう好きだなと思ってるので。

ちなみに、「タイガーリリー」っていうのが
作品中に何回も出てくるので、検索してみた。
ピーター・パンのお話の中に出てくるキャラだったんだ。
へー(無知)。

自炊に必要なもの

紙の本を自分で電子書籍にする(自炊)には、とりあえず、スキャナと裁断機は必須です(もちろん作業するためのパソコンもいります!)。PDFは、スキャナに付いて来たりするので、それで満足なら不要です。他にもあった方が良いものとかは、「電子書籍化アイテム」のまとめページでいろいろ物色できます。

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